「美味しいりんごの見分け方」
世の中、様々なものに「コツ」とか「ポイント」というものが存在しますが、美味しいりんごを見分る際にもやはり「こつ」とか「ポイント」というものが存在します。今回は、そんな「コツ」や「ポイント」をご紹介してみたいと思います。
これには様々な要素があり、全体に共通するものと品種ごとに異なるものとがありますので、ご注意下さい。
では、美味しいりんごを見分けるポイントをご紹介して行きます。
◆ 共通する「コツ」や「ポイント」
1.色について
・りんごの色が濃く、艶々している(赤なら赤の、黄色なら黄色の発色がよいこと)。
・葉の跡などがないものが良い(やはり葉摘みしてあるものの方がよい)。
2.形について
・肩(軸のある方)はもちろん、おしりも張っているものがよい。
・変にごつごつしていないものがよい。
3.大きさ
・大きすぎず、小さすぎず、その品種ごとに標準的な大きさのものが間違いない。
・大きいものは、やや大味になる傾向があり、小さすぎるものは完熟してないこともある。
4.重さ
・体積の割に、ずっしりと感じるものがよい(密度が高い)。
5.香り
・香りの強いものが良い(品種ごとに、その感覚は異なりますが・・・)
・美味しそうな香りがすること。
6.音
・指先または爪でりんごを弾き、その音色を確かめる。音が高いほど密度が高くよい。
(隠れてこっそりとどうぞ)
7.感触
・水分があって、みずみずしいもの。
・ワックスがあまり出ていないものを選ぶ(秋映を除く)。
◆ 品種ごとに異なる「ポイント」
1.つがる
・やや地色の青みが残っているものの方がよい。
2.秋映(あきばえ)
・他の品種の標準の大きさに比べて、より大きめのものを選ぶ。
・色が濃く、テカテカしているもの。
・ワックスが出て、触るとべたべたと手が張り付く感じがするものが絶対、美味しい。
・おしりがコケやすい品種なので、おしりの張りをよく見る。
・おしりがゴツゴツしすぎているものは避ける。
3.紅玉
・特に、密度の高いものを選ぶようにする(特に玉が小さい品種なので、わかりにくい)。
・日焼けしたものはゴム質(ゴムのように軟化する)の可能性があるので避ける。
4.ふじ
・りんごを裏返し、おしりを見る。透明なガラス質の赤色になっているものがよい。
(色がよくても美味しいとは限らない。)
・果面はザラザラしているものの方がよい。
ツルツル、スベスベしているものは美味しくない(未完熟果か有袋りんごの可能性大) |